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自我の声を無視して、起こるがままの出来事を「イエス!」といって受け入れていく方法の補足(4)

10-29(火)15時51分
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『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』のなかには、

人間関係を例に、「すべてに『イエス!』」「あるがままにゆだねること」

「手放すこと」を、具体的にどのように実践すればいいかを

説明してくれている箇所があります。




そこでエックハルト・トールは、

苦悩の原因が自分の抵抗にあることから

目覚めるためのヒントを教えてくれており、

さらにその後半では、けいこさんの危惧している、

自我をより「埋めてしまう・溜め込んでしまう」ことについても

言及しています(※1)




たとえば、パートナーなどの身近な人と、

もめごとの状態にあるとします。


そんな時はまず、

自分の言い分が攻撃された時に、いかに自分が防衛的になるか、

または相手の言い分に対して、いかに自分が攻撃的になるかを

観察するのです。


自分が自説に固執している、という事実を知りましょう。


自分は正しく、相手は間違いでなければならない

という考えの原動力となっている、

感情、思考のエネルギーを感じましょう。


それが、エゴ的思考のエネルギーなのです。


エゴ的思考の存在をきちんと認識することで、

また十分に感じることで、それを意識に変容してしまえるのです。


この観察をしていると、口論の最中に、

自分には、防衛、攻撃以外にも選択肢があることに突然気づき、

その感情的リアクションを止めてしまうかもしれません。


これが「手放すこと」です。


ただし、リアクションを止めるというのは、

心の中で「わたしは、子供じみた無意識を超越しているんだ」

と言いながら、「そうそう、君の言うとおりだとも」と、

口先だけで負けを認めることではありません。


これは、相変わらず抵抗がそこにあり、

優越意識を持ったエゴ的思考にコントロールされている状態です。






これが、けいこさんの危惧している、

自我をより「埋めてしまう・溜め込んでしまう」可能性に

つながることです。




自我の声を無視して、

起こるがままの出来事を「イエス!」といって

受け入れることができている場合、

私たちはそれによって、解放を感じます。




自我の声を無視して、

起こるがままの出来事を「イエス!」といって

受け入れることができていない場合、

私たちはそれによって収縮、緊張、

さらなる抵抗を感じます。




ただし、すでにお話したように、

自我の抵抗とは切り離して考えてください。




「意識」と「自我」の現時点における不協和の、

どちらを選択したときに、自分は心地よく感じられるのかを

探していきたいということだからです。




エックハルト・トールは、

先の例、パートナーとの関係において、

「手放すこと」の境地に到達できたしるしを

つぎのようなものだと書いています。




そのような場合には、パートナーの反応にも

変化があらわれると書いています。




そしてそこから、真のコミュニケーションがはじまるとも(※2)




ほんとうに「手放す」には、エゴ的思考と感情を

すべて放棄しなければなりません。


自分が、驚くほど軽やかになり、深い平和に包まれていると、

はっきり感じられるなら、「手放すこと」の境地に到達できたしるしです。


「手放すこと」をしたあと、相手の行動が、どんな風に変るか、

観察してごらんなさい。


思考から解放された時、

やっと真のコミュニケーションがはじまるのです。






最終的には、自我が自主的に、「イエス!」というようになったときに、

エックハルト・トールのいう「手放すこと」の境地に到達します。




その過程が、「自我が死にゆく過程」なわけですが、

自我はそんなにかんたんには死んでくれません。




このようなとき、自我は、精一杯の抵抗、

全力でのこの直面からの逃避をおこなってくるでしょう。




そうして、私たちはそれにいつまでも

振りまわされ続けていく可能性がある、ということなのです。




(※1)『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』284ページ参照

(※2)『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』285ページ参照





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